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メルマガvol72 「心の生活習慣病」予防術10~“やりたいこと”って何?~

2019.09.05

メルマガ「大人の女性のための一花咲かせるマガジン」vol72を発行しました。
「心の生活習慣病」予防術をピックアップしてブログ掲載します。

バックナンバーはこちらからご覧ください。
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※前号の内容はこちらから

今年の前半は、ある企業のマネジャー層の方に面談を行う機会がありました。
マネジャー研修のフォローの位置づけです。

マネジャーとしての役割認識やこれからのアクションについてお話ししたのですが、そこで多くの方共通に気になったことがありました。

「いま、この人が語っている『今後のアクション』は、この人が心からしたいと思っていることなのだろうか?」

たとえば「お客様の信頼関係をベースに営業実績をあげたい」と言われると、そのこと自体は素晴らしいことに聞こえます。ただ、面談を進めるにつれ、その言葉は、実は会社のメッセージを繰り返しているに過ぎないように思えることも少なからずありました。

そんな疑問が浮かんだ時、私は「その言葉を口にするときに、わくわくしたり、熱くなったりしますか?」と尋ねます。

もしNoであれば、頭で会社の方向性を「わかって」いるにすぎず、自分自身が心から感じているとはいえません。

組織の中で長年過ごしていると、自分自身が会社の言っていることを信じて行動しようというドライブがかかります。それが自分の評価につながるのですから、あたりまえでしょう。

そして、会社の言っていることを「正しいこと」と信じようとします。自分の信じることと会社の方向性が異なるままで組織の中で過ごすのは辛すぎますよね。それに会社もよほどのことがない限り、「間違った」ことを言っているわけではないので、信じようと思えば信じられます。

ところが、そうして長年、会社に適応していると、今度は自分自身に対する感度が鈍ってきてしまうのです。

会社員時代の私が、まさにそんな状態でした。

「教育を通じて世の中を変革するリーダーを生み出す」
素晴らしいビジョンです。

しかし、私自身は徐々に「リーダー」よりも、社会の理不尽さに辛い思いをしている人の側に立ちたいという思いが芽生えていました。

でも日々の業務で忙しいと、ある意味、ずっとハイな状態になっているので、自分のことを落ち着いて考える時間を持てない。結果として、自分の中に芽生えた思いに、しばらく気づくことができませんでした。

ある日、フラワーメディテーションを受ける機会があり、自分のことを語る時間をとったことで、自分センサーが稼働し始めたのです。それは体の感覚で確かめることができました。

自分が仕事で取り組んでいることについて、時には人に語ってみることで、自分への思いにセンサーを向けてみてはいかがでしょう?ひょっとすると、人生の転機にさしかかっているかもしれません。

(次号に続く)

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