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自分を応援する!

2019.10.25

ネットである芸能ニュースが目に留まりました。
『最高の人生の見つけ方』という映画に主演した天海祐希さん。
その公開直前イベントで、天海さんがファンにかけた言葉が取り上げられていました。
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「私を応援する気持ちと同じくらい、自分を応援して下さいね。
それで、きっとあなたの人生も素晴らしいことに…泣かない!」
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天海さんを一目見たいと、駆け付けた熱心なファン。
言葉を交わしたことで興奮のあまり涙を流していたそうです。

「自分を応援する」とはどういうことでしょう?
実はそれは簡単なことではありません。

「最高の人生の見つけ方」は、主人公が余命わずかになり死と向き合った時、「生きているうちにやっておきたいこと」に挑戦する物語です。

しかし、実は「生きているうちにやっておきたいこと」を見つけるのは、そんなに簡単なことではありません。

私たちは、つい意地やプライド、世間体や常識などで、自分の心の中をまっすぐ見つけることができなくなっているからです。

もともとハリウッド映画であった「最高の人生の見つけ方」は、そうして目が曇って、自分が生きているうちに本当にしたいことが見えなくなってしまった様子が描かれています。

「自分を応援する」…
それは、曇った眼鏡をはずして、自分が本当にしたいことを見つめなおすことから始まるように思えます。

もうひとつ、「自分応援団」をお勧めする理由があります。
後悔している自分の過去の意味を捉えなおしたいときに、「今の自分」が「過去の自分」を応援してほしいのです。

ひどく後悔の念に襲われた過去の出来事。
その時の自分に対して、今の自分ならどんな声をかけるか、想像してみます。
ねぎらいや励ましの言葉をかけるんですね。

第三者の立場に立つと、「しかたなかった」「そうせざるをえなかった」という気持ちが湧いてきます。

もちろん、自分が至らなかったことは反省して、改める必要はあります。
その「至らなさ」を現実として受け入れるというのは、「その時はしかたなかった」と認めることではないかと思うのです。

「後悔」は、「ああすればよかった」というおもいです。
それは「その時の自分の未熟さ」を否定している行為ではないでしょうか。

本当の意味で成長するには、その時々の自分の至らなさ、未熟さを受け入れる必要があります。
そんな時に、自分の中にある「自分応援団」に登場させてほしいのです。
「あの時は、自分がまだみじゅくだったから、しかたなかった」と。

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