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メルマガvol64 心の生活習慣病防止策3「心の動脈硬化だった」

2019.01.28

メルマガで連載しているコラムですが、ブログに転載するのが漏れていました。
1月上旬に発行したものですが、遅ればせながら掲載いたします。
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※前号の内容はこちらから

前号でも書いたように、降格の直接の引き金になったのは不妊治療に力を入れたいと申し出たことでした。
しかし、その不妊治療もなかなか成功しません。
結局、異動して2年ほどして治療を諦めることになりました。

仕事優先で歩んできた人生なのに、仕事上では認められず、
仕事人生の挫折の代わりに取り組んだ不妊治療は成功せず。
私の人生は何の実も結ばないのだろうか…。
そんな思いが何度も胸をよぎりました。

実は子どもを産むことを諦めたタイミングで、もう一度仕事上でキャリアアップを目指そうとしました。
転職活動をしたのです。
しかしなかなか決まらず…そうこうしているうちにリーマンショックが起こり、途中まで進んでいた案件もなし崩し的になくなり、転職の道を諦めざるを得ませんでした。
その時には、私は「役職」がなくなったから転職もうまくいかないのだ…そんな風に感じました。

今振り返ると、当時、私は「仕事での成果=昇格」と思い込んでいたように思います。
企業というのは、昇格や昇給で従業員の働きに報います(すべてではないですが)。
社内外で昇格が叶わないことで、「報われていない」→「かわいそうな私」と思い込んでいました。
価値観が企業の論理、それも一部の論理に固執していたのです。

もちろん、ある程度、企業に勤め続けていたら、マネジメント経験があることを期待され、経験があった方が転職活動で提示されるポジションも広がることは否めない現実です。
では、役職が高くなることが「幸せ」なのか?と問われると、「それは違う」と今なら言えます。

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