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「直虎」とオスカル Part2

2018.02.06

メルマガと前の記事で、大河ドラマ「直虎」と「ベルサイユのばら」のオスカルとを比較しました。
その記事を私は以下の文章で締めくくりました。

「直虎の姿は、男女平等を信じて社会に出たものの、実際にはまったく「平等」ではなかった現実に悪戦苦闘した男女雇用機会均等法世代の女性の姿を重なるようにも思えるのです。

こうした「現実」を生きる女性リーダーが、大河ドラマに違和感なく登場するには、「ベルばら」から
40年以上の年月が必要だったのかもしれません。」

オスカルは、理想を現実化していく中での矛盾や幻滅を生きることはなかったのに対し、直虎はそれを描いたのが新しい…と考えたのですが、それはまるでオスカルより、直虎の方が価値が高いような誤解を招いたかもしれません。

そうではないのです。

「ベルばら」のオスカルに多大な影響を受け、社会に出た知人は、私の周りにたくさんいます。
理想と現実のギャップに苦闘している人も少なくありません。

彼女たちの努力が、いま「直虎」の姿に結実したように思います。
だから、「オスカル」は「直虎」の源流、根っこのようなものであり、何かの転機の折には、「オスカルだったらどうするだろう?」と立ち返るような存在であると思うのです。

あ、ついオスカル礼賛になってしまった…(‘◇’)ゞ

「ベルサイユのばら」の続巻がいま、出版されている意味も、もしかしたらビジネスの現場第一線からセカンドキャリアに舵を切ろうとしている「オスカル世代」に、もう一度、オスカルを思い出させる意味があるのかもしれません。

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