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ワークショップ「ジェンダー平等から理想の”はたらく”を考える」終了!

2023.11.15

鈴木直道北海道知事、学生さん、北大 平本教授と共に

北海道庁の女性支援室が主催の半年越しのプロジェクトが終了しました。
 
大学生を対象に参加者を公募した「理想の『働く』を考える」ワークショップ。最終的には、産業界のお歴々に、今の学生がどんな会社で働きたいかをプレゼンし、ジェンダーギャップ解消の取り組みを促進することを目的としています。
◆北の輝く女性応援会議2023(北海道庁)
 
打ち合わせが5月から始まり、11月6日の「北の輝く女性応援会議」の発表をもって終了。私は、北海道大学の平本健太教授とご一緒に、ジェンダーギャップの現状についてのインプットと発表資料の作成などの指導を担当いたしました。
 
NHK北海道や北海道テレビ、北海道新聞などで報道されたようで、それを見た方から、「見たよ」と連絡もいただき、恐縮です。(各社切り取り方が違っていて興味深いです)
◆テレビ北海道
 
2つのグループが発表した内容は、それぞれ「(ライフステージ等に応じて)柔軟な働き方を選べる」「男性も女性と同等に育休が取れる」という点に着目したもの。
実は、当初予定された夏休みの半日×2回では済まず、追加で何回も集まって練り直すことになったにも関わらず、めげずに根気よく修正を重ねて素晴らしい発表となりました。学生のみなさんには心から労いたいと思います。
 
ちょっと残念だったのは、全員がすべての日程で参加できなかったこと。実家が札幌にある東京の大学の学生さんも参加していたのですが、追加クラスが行われたのは夏休み後。東京からはもちろん参加できません。この場を借りて、最後まで参加できなかった学生さんにも、お礼と励ましを送ります。
 
また、「ジェンダーギャップ」と称しながら、それが「男女格差」だけに焦点が当たっていたことも反省とともに残念なことのひとつ。主催が「女性活躍推進室」なのでいたしかない点もありますが、本来なら性的マイノリティも含めて議論する必要があったと思っています。
 
さて、今回の発表、鈴木直道北海道知事もご臨席で、産業界のそうそうたる顔触れがそろった席で行われました。
出席者からは、発表に対し、一人ずつコメントがされたのですが、多くは各社、各業界の女性や若者活躍支援の取り組みを紹介するものでした。
 
それらを聞きながら思ったのは、社内の若手社員たちの意見こそ、耳を傾けてほしいということです。今回のような知事臨席で北大の先生が指導、道庁がおぜん立てした立派な場だから聞くのではなく。
 
若者の意見は、組織の中では「事情をよくわかっていない」「稚拙だ」と評価されスルーされがちです。でも「よくわかっていない」からこそ、核心をついてくることも多いのです。
 
「世の中を変えるのは、若者、よそ者、馬鹿者」と言いますが、それはまさに「マイノリティ」。その意見に真剣に耳を傾けることが、閉塞感を打ち破ることになるのだと、改めて感じています。
 
最後に、今回参加された学生のみなさんに一言。
これは、ほんのきっかけ。こらから働く中で、いろいろな経験を積んで、自分なりの「理想の働く」を探求していってください。
私にとっての理想は、社会人30年過ぎてもいまだによくわからないけどね💦

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