東京都トラック協会向け女性活躍セミナーで「アンコンシャス・バイアス」を語る
2019.09.10
先日、東京都トラック協会に所属する中小企業の方を対象に、女性活躍推進のセミナーに登壇してきました。
※東京都団体力スパイラルアップ事業の一環です。
日本の多くの会社が採用難に悩む中、運輸業界はその中でももっとも厳しい状況に置かれているといえます。
特にトラック運転手の人材不足は切実。
なんとか女性にも(女性に限らず、あらゆる人材に)働き続けてほしい…
逆に言うと、この業界でブレークスルーが起きれば、日本全体の処方に通じるのではないか?
そんな思いもあって、メインテーマに「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」を取り上げました。
前段で「クロスロード ダイバーシティ編」というゲームを取り入れ、そこから自分のアンコンシャス・バイアスに気づいていただく下手です。
ジェンダーに関するバイアスに限らず、既存の思い込みを全般的に払拭した発想が必要な時代になっている…
そんな風に思います。
私自身も、まだまだバイアスまみれです。
たとえば、今回の登壇にあたっても「中小企業の事例でないと、きっと受け入れてくれないに違いない」と思い込んでいました。
ところが、大企業の事例であっても、けっこう食いつきがよいのです。
その様子を拝見して、ああ、勝手な思い込みだったのかも…と感じました。
相手の事情を考慮することは必要なことは間違いありません。
でもそれが決めつけになっていないか?
本質をしっかり捕まえて心を尽くせは、伝わることは伝わるのだ。
おかげで、改めて自分を顧みる経験となりました。
講師というのは、自らも受講する方から学ばせていただいているんですね。