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【セミナー報告】 私の老後、誰が面倒見てくれるの?~今から知っておきたい成年後見制度

2017.11.03

本日は、成年後見制度をテーマにしたセミナーを開催しました。
対象は、子どものいない人です。

Facebookページ「子どものいない人生を考える会」を通じて、子どもがいないことで、老後や死後のことに対して不安をお持ちの方が多いことがわかりました。
闇雲に不安を募らせるのではなく、制度や法律を知って、具体的に何をしていったらよいか、考えていく場を作りたいと思い、セミナーを企画しました。

今日は、2部構成。
第1部は、友人の弁護士の國澤絵里さんによる制度についての講演。
第2部は、第1部の講演をもとに、自分たちで今からどんな行動をとっていくかをグループごとにデスカッションをしました。

國澤さんの講演で、私が特に印象に残ったのは、以下の点です。

・制度・法律は年々変わる。継続的に情報収集することが大切。そのために、情報を共有できる仲間が大切。
・任意後見制度を使う場合、後見人は自分と同世代ではなく、ひと世代、若い人に依頼するのが現実的。
 だから、今のうちから若い人と付き合っていくことが必要。(世話してもらうことを目的にするのではなくて(笑))
・依頼する専門家は相性の良しあしがある。複数の人に、あらかじめ相談しつつ、自分との相性を見極める必要がある。
 ※参加者の一人が、「奇数の人数に相談すると、必ず多数派/少数派に分かれる」とおっしゃっていました。
  歯医者さんの治療方針のように、専門家によって対処の方法に対する解釈や考え方に差があるのだそうです。
・家族との関係の見極めや家など分割しにくい財産についての考えをまとめておく必要あり。

そして…
制度をもとに、自分の老後を考えるということは、自分自身で「どうありたいか」を選択するということ。
結局のところ、制度をどう使うかは、自分自身がどう生きたいかの反映です。
だとすると、「どう生きたいか?」を明確にすることが、目下のところ、取り組むべき課題であるなと感じたのでした。

これからも、まさに「継続的な情報共有」のための会を開催していきたいと思います。
ご興味ある方は、Facebookページ「子どものいない人生を考える会」、もしくはメルマガ「大人女性のための一花咲かせるマガジン」にご登録ください(^^)

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