ハラスメント対策研修 3年目は全社員を対象に
2024.10.13
数か月前の話ですが、あるベンチャー企業向けにハラスメント対策についてのオンライン研修を実施しました。
実はこちらの会社では3年目になります。
これまでは管理職を対象に実施してきたものを、今年は全社員を対象に、とのご要望でした。ただし、1時間という研修としては超短時間…
この時間の中で何をお伝えするのか?
加えてパワハラ、セクハラ、マタハラ・パタハラ・ケアハラの要素を盛り込む…
全社員となれば、受講者の課題意識も多様です。
管理職に対しては、ハラスメント加害に重点を置いて対策を考える必要性は明確ですが、今回は被害者の立場での対策も、加害の立場と同様に重要。
お伝えする必要がある内容はてんこ盛りです💦
だからこそ、全社員向けの研修が重要だと、私自身も再認識しました。
全社員がハラスメントに必要な知識を学ぶことで、対策を実施するための共通言語がインストールされます。
正しい知識を得ることで、自分が加害者になることが防げることができるのはもちろん、いざ、被害者になった時に、自分の責任に帰せず、正しく声をあげることができるようになります。
私自身も経験があるのですが、被害を受けているとき、それが業務に関する指導と思い込んで、ハラスメントと認識できなくなる場合があります。
自分が被害者になっていることを認めたくない…そんな気持ちも影響しているでしょう。
だからこそ、何がハラスメントなのかといことの知識を誰もが持っていることが大事なのです。
幸い、ご好評をいただいたようで、事後の質問もいただきました。
個別の状況での判断が求められるテーマなので、なかなか「正解」をすっきり出せるものではないですが、少しでも意識を持っていただけた様子、とても頼もしく感じました。
ハラスメント対策は地道で継続的な取り組みが求められます。
私の研修が少しでもお役に立てばうれしいです。