不妊治療のやめ時
2018.07.29
11/22の日経新聞の紙上にも掲載されたのでご覧になった方もいると思います。
「不妊治療のやめ時をどう考えるか」のヒントになる記事でした。
生殖医療も進歩が進み、それだけに不妊治療の当事者は「もう少し頑張れば、もっと良い方法が開発されるのでは…」と期待を抱きがち。それが治療を止める決断を先延ばしにさせがちです。
私自身も経験がありますが、治療をやめようかどうか、迷っている時には、理性的でいるのは、なかなか難しいもの。「君の意思を尊重する」と言ってくれた夫に対し、「自分の考えがない!」と責めたかと思えば、「自分の気持ちとしては子供は欲しい」という夫に、「自分勝手だ」と怒りをぶつける始末。
不妊治療をストップすることが、他の選択に比べて難しいのは、後戻りが難しいから。この先、自分は年を取り、今より妊娠可能性が高まることはほぼないからです。
そしてやめる決断をしても、それがよかったかという悩みや、ほしかった子供を持てなかった喪失感が長い間、続きます。
人生は何かを選んで進んでいくしかありません。そして辛かった過去でも、ポジティブに意味づけられるのは自分だけです。
私自身は、子ども以外にも、人生の意味はあるのだということに気づけた大切な出来事として、不妊治療のやめたことを捉えています。
▼不妊治療のやめ時(日経新聞の有料記事です)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO97253650T10C16A2MY6000/