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子どもがいることが「普通」?~英国のメイ首相の例

2018.07.29

英国のメイ首相が、子供がいないことについて問われた際のやりとりを取り上げた記事です。

<引用>
「私たち夫婦には子供ができないとわかって、悲しかった」と答えた。「でもこの状況にあるのは私たち夫婦だけじゃない」と話し、「くじけずに前に進まなきゃ。甥っ子や姪っ子もいるし」と気丈に答えた。(引用終わり)

女性は社会に出てから何度も、子どもの有無が問われるようで、メイ首相が若かりし頃、初出馬の際に、「赤ちゃんができたため議員に選出されたら大変だ」と新聞に書かれたこともあるとのこと。子供がいたことはないので、「偽ニュース」です。

さらに、記事では、英国サンデー・タイムズ紙が、「子供のいない政治家」としてドイツ首相のアンゲラ・メルケル氏やスコットランド保守党のルース・デイビッドソン氏、そしてメイ氏など、女性政治家ばかり6人の写真を並べたこともあげています。

「結婚したら子供がいて”普通”」という無意識の前提があるのは、日本だけではないようです。一方で、オーストラリアでは、2023年には「子供がいない夫婦」がもっとも一般的(この言葉も定義があいまいだけど)多くなるという調査も出ており、同様のことが日本や韓国でも想定されるとしています。

無意識の偏見は、誰もが持っているものです。しかしそれが、いつのまにか、「子供がいないこと」に対する後ろめたさを醸成することには、注意しなくてはならないですね。

子供のいない女性は不完全なのか……女性政治家が繰り返し受ける「痛みを伴う尋問」

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