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産むか産まぬか決まらない既婚子なし女性の気持ち

2018.08.05

先月、「生むか産まぬか決まらない」女性のブログがネットでちょっとした話題になりました。

このブログは桜島ににこさんという34歳の既婚女性の方が書いています。
ににこさんは結婚して6年、「子供産まないの?」と問われ続け、産むか産まないか、決めたわけではないのに産むべきと決めつけられている居心地の悪さを吐露。
「子供を産むというのが女性の本能であるのはわかるが、理性が子供を産みたい世界ではないと拒否している」と心情を述べられています。

限りなく透明に近いふつう

子供を持たない既婚女性は、「あるある」と思われた人も多いのではないでしょうか。
「子供は持つべき」「女性は子供が欲しいもの」と思い込み、それを他人に勧める人が多い状況は変わっていないようです。
そして、それが善意に基づいているだけに、抵抗することもはばかられます。

世の中は「ダイバーシティ(多様性)」という言葉がとともに様々な生き方を許容する重要性が喧伝されています。
職場でのマイノリティーである女性や障がい者、外国人を尊重することと捉えられがちです。
しかし本質は、目に見える違いだけではなく、価値観や信条といった目に見えない違いも含めて、お互いを尊重すること。
子供を産まない人の状況も尊重してほしいなと思うのです。
そして、子供をいない者としても、子供を持つ人のことを思やることを忘れないでいたいですね。
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「『子供はどうするの?』という質問には本当は「この先どう生きるの?」という深いテーマが存在します。
なので、本当に信頼関係があって話す相手以外には簡単に話せないことです。
それなのに、おばちゃん達のように軽い感じでそういう話をけしかけられると、された方の女性はなんらかの返答をせざるを得なくなり、中には私のように『人の言うことに振り回されて、答えを出す』なんてことになりかねないのです。(私は未遂ですが)

だから、私は『女性の出産関連』のことに対してそのパートナー以外の周囲の人は『放っておく』のが一番の応援なんじゃないかと思ってます。

もし、本当に悩んでいてアドバイスが欲しい女性なら当人から申し出があると思うので、聞かれた時だけ親身に答えるくらいで丁度いいんじゃないかということです。」

2015/5/14

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