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「いるいないみらい」窪美澄さんの新刊で考える子供のいない人生

2020.05.07

「男性の葛藤を盛り込んだのは恣意的で、子どもがいる、いないということに関して、男女の「公平さ」を出したいと思いました。女性だけが子どもがいない人生をつらく感じているかを測る装置はありません。子供がいないこと、子供がいなくなるということに、男女ともに同じように苦しみを抱え、痛みを感じているということを描きたい。自分が書く小説の中では、男性と女性はフェアであるよう常に心がけています。」
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昨年、「いるいないみらい」(KADOKAWA)を出された小説家の窪美澄さんのインタビュー記事です。

全文はこちらから

窪さん自身は、離婚を経験しシングルマザーとして男の子を育ててこられました。

今回、子供のいない人生を作品に取り上げた背景に「根底には、これまで私の書いてきた作品から、自分が『子どもがいることを良しとしている人間』だと思われていないかという不安がありました。」と語られています。

また、子供がいないことに苦しむ「男性」の姿も描かれています。

男女ともに同じように苦しみを抱え、痛みを感じているということを描きたい、フェアでありたいという思いからだそうです。

そんな窪さんの姿勢と、いろいろな立場の人への温かい目線があふれている本です。

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