子供を持つことに対する対照的な発言
2016.02.19
【子供を持つことに対する対照的な発言】
ここ1週間で、アラフィフ世代の女性の、子供を持つことに関する対照的な発言が報道されました。
「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択を持っていいはず」(タレント 山口智子氏)
「四十歳を過ぎた私の人生の中で、やり残したことがあるとしたら自分の子供を持つことだ。時間に限りのあることだから、ある年齢を過ぎた女性なら一度は真剣に考えたことがあると思う」
(タレント 小泉今日子氏)
—————————————
山口智子さんは51歳、小泉今日子さんは50歳(引用した発言は40代の時のもの)。二人とも結婚はしたものの、子供はいません。
子供を産むことに対照的な姿勢を示しているような発言ですが、この発言を紹介したネットの記事は、どちらもにもたくさんの称賛や共感のコメントが寄せられています。
二人に共通するのは「潔さ」。
過去に起こったことに対し、人を羨んだり、非難したりはしていません。
自分自身も含めて、です。
それができるのは、お二人が自分自身が信じる道を歩んできたからではないでしょうか。
時には他人からの「子供はかわいいよ」「子供がいる人生は豊かだよ」という声に惑わされることもあったかもしれません。
しかし、他人の声より、自分の中にある声に素直に従ってきた。だからこそ、その選択が導いた結果を引き受けることができる。
子供がいることが幸せか、幸せでないか、議論はつきません。どうとらえるかは人それぞれ。
ただ、他人の声にばかり左右される人生は、それはそれで幸せから遠ざかるばかりではないか…そんなことを感じます。
※Facebookページ「子供のいない人生を考える」から