「子どものいない人生」ブームに考える
2016.08.04
今週の週刊「AERA」で「子のない人生」が特集され、巻頭には安倍昭恵首相夫人の単独インタビューが掲載されました。
1か月ほど前には「週刊東洋経済」でも「子なし夫婦」が特集され田のは記憶に新しいところ。
世の中はちょっとした「子どものいない」ブームのようです。
私が2014年4月から運営しているFacebookページ「子どものいない人生を考える会」でも、昭恵夫人のインタビューの紹介を掲載したところ、1600以上のリーチ数と、歴代2位が記録されました。
(記事はこちら)
ちなみに1位は、山口智子さんの「子供がいない人生に微塵の後悔もない」発言があったFrauの記事の紹介でした。
アクセス数が多いのは、どちらも子どものいない人生を歩む人の物語。
そこから「子どものいない人生」において、具体的な生き方のモデルが求められているように感じます。
そして、その背景に時代の変化を感じます。
昔から「子供がいない」人はいましたが、それは大きな声で語ってはいけないことのように扱われてきたように思います。
「あの人、子供いないんだって」と噂される口調には、どこかネガティブなニュアンスがありました(よね?)
子どものいない人が量的にも無視できない存在となった時代。
もっと積極的にその人生を生きたいと考える人が多くなってきたのではないでしょうか。
それに伴い、子どものいない人で、自分の子どもを育てる以外の有意義な生き方を求める人が増えてきた気がします。
それが、次世代に誇りに思ってもらえるような社会を作っていくことにつながったよいなあと思います。