研修講師報告~「折れない心」の作り方講座
2014.09.08
こんにちは。キャリアコンサルタントの朝生です。気がつけば9月。一気に秋の気配ですね。
振り返ると、ストレス対処やレジリエンス(復元力)がテーマとなった夏だった気がします。いろいろな機会をいただき、講座をさせていただきました。
直近では、「女性のためのシェアオフィス ウィズスクエア八重洲」の朝活講座で、「折れない心の作り方」の講師を務めました。実は7月にもガイアモーレ社さんの女性向け研修でも、同じテーマで講師を務めました。
「折れない心」としましたが、心理学用語では「レジリエンス」と言い、何かのきっかけで落ち込んでも、ちゃんと回復し、さらに成長できる力をさします。らな今年になって、この言葉をタイトルにした本も次々と発売になりました。
研修のアンケートでは、「強みを発見できた」「過去の出来事を自分とは別の見方で考えられた」など、折れない心を強めることにつながる嬉しいコメントを寄せていただけました。
この研修で特に力をいれているのは、「自分のネガティブな面に向き合うこと」です。特に、何かストレスのかかった状況では、自分の性格の負の面が出やすくなります。たとえば、普段は面倒見の良い人と言われている人が、いつもより過度に干渉するようになってしまうといったよいに。
その時は研修時間は3時間以上と、朝活の倍以上の持ち時間だったのですが、正直、講師として充分な効果を確信するまでには至りませんでした。(受講された方からは好評ではあったのですが…)
振り返りると、その時は、「レジリエンスとは何か」という定義をわかっていただくのに一生懸命になってしまっていたようです。
今回の朝活では、その反省を活かし、理論の説明は後回し。
とにかく、参加者同士で話し合う演習を行いました。
他者と話すことは、自分以外の考えにふれられるので、自分への理解がより深まります。
特に、今回は、自分が嫌だと思っている体験について、じっくり語り合っていただくように留意しました。
折れない心を養うのに、自分のつらさや嫌なところに向き合うステップは不可欠です。
嫌な体験に向き合うことで、人間は初めて本当の意味で、次のステップに進めると思うからです。
私にとっても、収穫の多い体験となりました。