茶名披露の茶会で疲労
2025.05.29

私の通っている茶道教室では、例年、ゴールデンウイークに社中のお稽古茶会を開いています。
今回は、私を含めて茶名をいただいた二人が亭主役としてお披露目の茶会を開いた形式で開催することになりました。
ちょうど歌舞伎界では、八代目菊五郎襲名公演が開催。そこで「歌舞伎」をモチーフに企画を進めました。これまでの歌舞伎コレクションや、少ないながらもいただいたり買ったりしたお茶碗や茶入、棗等からチョイス。(選ぶほどないのですが
)

し、しかし…予想外の連続で、準備段階から疲労困憊。
子どもの日の前後は、和菓子屋さんにとっては特需日。お菓子の注文を受けてくれなかいお店も多いのです。また特別な繁忙日となるため、前後はお休みとなるお店も多いことを知りました。
そして世界的抹茶ブームの煽りを受けて、お茶が手配できない危機。結局、ツテのある先生にお願いすることに。
せっかく講座に通ったからと、先生にお願いして前日に準備した灰形。その挑戦心は我ながら褒めてあげたいところですが、ぐちゃぐちゃでお恥ずかしい限り。おまけに当日蒔いた富士灰が大失敗…挑戦したという記録だけ留めたい…
ただ、連休中に旅行に行くことになっており、そのせいで準備を早めざるを得ず。いつもはぎりぎり星人の私が、今回は前倒しに動いたので、予想外の事態にも対処できてよかったです。余裕ある準備って大切ですね。
※以下、備忘
軸:「山静如太古」小林太玄師(先生からの茶名拝受記念贈り物)
濃茶主茶碗:尼道年 赤楽
薄茶主茶碗:四君子(もうお一人の茶名拝受の方への先生からの記念の贈り物)
香合:菊蛤香合 如悦
蓋置:盃 奥田冬門先生(柏在住時に初めてお茶を教えていただいた先生、陶芸家)
茶杓:庵の友 宗春(札幌での田中先生の教室からいただいたもの)
濃茶:蒼雲 角田香勢園
薄茶:通圓
主菓子:扇面(せんめん) 栄光堂
干菓子:柏遊 柏屋、青苔 鶴屋八幡
重ね鉢:十代目市川海老蔵 絵付け
待合床飾り:十三代目市川團十郎白猿襲名記念扇子
音羽屋さんより成田屋さんグッズが多くなりがちです

せめてもと、香合も菊五郎丈にちなんで用意。
主菓子は「扇子」、東は「柏」としたのは、音羽屋さんの紋「重ね扇に柏」にちなんだつもり。
お茶会亭主あるあるで、写真を撮り忘れがたくさん…

反省すると、「次はこうしよう」という思いが湧いてきます。
お茶にはまるって、こういうことなのでしょうか…。