この年になって、やっと服を楽しめるようになれたのかも
2018.04.29
Facebookを眺めていると、旅行やセミナー参加など、有益な連休のスタートを切った友達がたくさんいらっしゃいます。
そんな方々を横目に見つつ、私はセールのハシゴという、物欲にまみれた連休初日を過ごしました。
思えば、勤め人時代は、何かの仇かとでもいうように、服を買いまくっていました。
「迷ったら買え」が信条。
たぶん、仕事のストレスを買い物で紛らわせていたのだと思います。
いらいらすると、お金を使ってスカッとしたい…そんな心持でした。
そんな経緯で買った服だから、自分の持っている服には、あまり自信を持てません。
服はあるはずなのに、着たい服がない…女性の悩みとして言われるこの言葉の典型的状況に陥っていました。
しかし今、「ちょっといいかな」と思っても、そう簡単には買えません。
まずフリーランスの収入は不安定です。
今月の収入額が、来月は10分の1になることもあります。
服を買う時に、カードの支払いの時にはどのくらいの収入があるか、他に大きな支出はないかと、つい考えてしまうのです。
大きな支出の代表的なものは、セミナーや勉強会、資格取得の講座の受講料です。
カウンセラーや講師は、自分の中にある知恵やスキルが売り物です。
お客様の要望に応えるには、常に自己研鑽のために投資に励む必要があります。
これが結構大きな投資額になります。
それ以外の制約条件として、身体的なものもあります。
昔に比べて身体のあちこちに厚みが(弛み、ともいう)出てきて、こっちが服を気に入ったからといって、服がこっちを選んでくれるとは限らないのです。
顔映りは良いのに、お腹や腰のあたりに、変なシワがよっちゃって…と、断念せざるを得ないものが多々ありました。
昔は、サイズが大きすぎて諦めたのに…。
しかし、制約が大きいからこそ、自分の好みがクリアになるようだです。
今回、買ってきたものを手持ちの服と合わせてみたら、なんだかコーディネイトの幅が広がって楽しかったのです。
服のことが楽しめるなんて、学生時代以来じゃないか⁉︎
この歳になって、やっと自分の嗜好と似合うものとが一致してきたのかもしれませんねえ。
願わくば、これ以上、身体の厚みが増しませんように。
まじめに帰る服がなくなります…。