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大学の評議員選挙に考える

2018.08.30

私の卒業した大学では、4年に一度、評議員選挙が行われます。
学校の最高意思決定機関である評議員を、卒業生から選ぶ「卒業生評議員」を、全卒業生の投票で選ぶのです。

自分の関係のある人が立候補しているわけでもなく、これまであまり関心を持っていませんでした。
会社員時代は、候補者のいる組織からの投票の依頼などがあり、知人の依頼に応じて適宜、協力していました。自分でだれに投票するか、真剣に考えたことはありませんでした。

しかし、今年は違います。
真剣にだれに投票したらよいか、考えます。

日本大学や東京医科大など、大学の不祥事が続きました。
その背景に、意思決定機関のガバナンスの問題があると思うからです。

理事長に権力が集まり、自浄作用が働かない。
その背景には異を唱える人を排除する組織になっていたことがあるのではないでしょうか。そうなってしまった一因は、意思決定機関メンバーの同質性が強く、同調圧力が強い組織になってしまっていたことがあるように思います。

だから、評議員には、多様性を求めます。
同調圧力に負けそうもない人であることも期待して。
一人一票は微力だけれど、力がないわけはないことを信じて。

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