英語でお茶会
2014.04.24
こんにちは。キャリアコンサルタントの朝生です。
先日、外国人の方を交えて、英語でお茶会(しゃかしゃかと抹茶を立てる、あのお茶会です!)を実施する機会がありました。
もともと、知人で「捨てる英語」を提唱している青木さんが、日本の文化を英語を使って体験する勉強会を主催されており、茶道を体験したいのだけど・・・とご相談を受けたのがきっかけでした。
そういえば、今、教えていただいているお茶の先生は英語が堪能ですよ、とお話ししたところ、いつもお稽古をしている先生のご自宅のお茶室でお茶会を開催することになり、私はお手伝い役として参加いたしました。
当初は英語の勉強会というので、日本人の方が中心かとおもいきや、蓋を開けてみたら「お茶会を体験したい!」という外国人の方が半数以上。「いざとなったら日本語が通じる」と思っていた私のもくろみはもろくも崩れ去り…しかし、言い出した以上、いまさらお手伝いを辞退するわけにはいきません。
というわけで、私は作戦を立てました。
日本人の方をできるだけ、主客に近い席に座っていただき、最初の方でお客様のお作法を日本語で説明、見本としてやっていただこうかと思ったのです。
ところが…日本人と思って座っていただいた方は、ハーフの方でした…。マジカヨ…
日本語が通じないと思った瞬間、私の頭はパニック!
こうなったら、万国共通語である身振り手振りです!!
そんなドタバタでしたが、今回のお茶会を通じてお伝えしたかったことは十分に感じていただけたようです。
終わった後に感想をうかがうと
・お茶会の間の静寂が素晴らしかった
・釜を開けた瞬間の湯気が美しかった
・お点前の所作が優雅で感動した などなど…
といった感想を述べていただけました。
先生は、英語で説明しながらお点前をした方がよいか、それとも本来の濃茶のお茶会の通り、無言で進めるべきか、直前まで迷われていました。
その結果、やはり本来の姿を体験してもらおうと、説明なしで行うことに決めたのです。
そのおかげで、静かさから生まれる場の雰囲気や、湯気の美しさと言った、なかなか気づきにくい細かな点まで気づいていただけたのだと思います。
大好きな日本の文化を海外の人に伝えることは、私の夢の一つですが、その実現に近づけたような気がします。
こんな機会をくださった青木さん、そして快く引き受けてくださった町田先生に大感謝です。
(しかし、英語はもっと勉強しないといけません…)