10年目の新任管理職向けメンタルヘルス研修

2024.01.30

＜新千歳空港から羽田空港へ。富士山が見えるとラッキー！＞

産業カウンセラーとしてカウンセリングを担当している企業様で、新任管理職向けメンタルヘルス講座に登壇しました。

この研修、私が引っ越ししたこともあって他の方が講師として担当されたこともあったのですが、今年は東京出張で、というご依頼を受け担当することになりました。

こちらの会社のカウンセリングは、気づけば10年近く担当していることになります。その間、コロナのパンデミックを始め、さまざまな出来事があり、カウンセリングの内容も変わってきました。

最近、特に感じるのが、管理職やリーダーの方のご相談が増えてていることです。以前はほとんどいらっしゃらなかったのですが、自らカウンセリングルームを訪れてくれるようになりました。

メンタルヘルス対策の必要性がそれだけ理解が進んだということである一方、それだけ管理職の方の精神的な負担が重くなっていることの証左であると感じています。

今夏の研修では、「特にラインケア（上司として部下をケアする）の重要性を」と人事部からはご要望いただいていました。でも私は、「セルフケア」について、必ず考える時間が必要であると主張いたしました。

前述のように管理職の負担はどんどん重くなる一方です。複数の担当業務を兼務している人も少なくありません。担当するエリアが広大で、部下と会う機会もなかなか持てない人も増えています。もちろんリモートワークの影響もあります。

ただでさえ、部下との接点が希薄化している状況。その中で、自分が健康で精神的に余裕がなければ、部下の健康を維持することはできません。
「ラインケアには、まずセルフケア！」
そのことをお伝えしたかったのです！！

研修終了後、人事の方からも「とても役立つ内容だった！」とおっしゃっていただけました。私のメッセージが届いたようでうれしかったです。

管理職が精神的に幸せになれば、その部下もきっと幸せになる…そんな気持ちでこれからもカウンセリングやメンタルヘルス研修に取り組んでいきたいと思います。

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