キャリコン更新講習「社会正義のキャリアコンサルティング」登壇
2025.11.21
今年度から始まった新しい挑戦―それが、標題のキャリアコンサルタント更新講習での登壇です。
実はもともとは自分が登壇することは想定していませんでした。
「一般社団法人OTD普及協会」さんが提供している「組織変革のためのダイバーシティ・ワークショップ」の認定講師の一人として、キャリアコンサルタントに体験を広げていったらどうか?という話をしたところ、「じゃあ、やってくれ」という話になったのがきっかけでした。
更新講習の講師なんぞ、私などよりもっとキャリアコンサルティング業界で活躍している方がするものと思っていた私。
自分が講師として開発~登壇することになり、あせりました。
もともと、キャリアコンサルタント向けにワークショップを知ってもらいたいと思ったのは、筑波大学の下村正雄先生の「社会正義のキャリア支援」講座を受講する機会があったのがきっかけでした。
幸いにもキャリコン仲間の英語の原書の読書会で、欧米では社会的公平性の実現に向けてキャリコンが大きな役割を果たしていることを知る機会がありました。
私がキャリアコンサルティングの仕事を始めたころに比べて、キャリコンの役割は変化していることを再認識。
これは心して臨まなくては!・・・と覚悟したのが1年半前。
研修のコンテンツ作りは好きだから…と思って臨んだのですが、そうは問屋がおろさない。いや、厚生労働省がおろさない。
更新講習は厚生労働省さんの認可を通らないとならないのですが、パスするまでにはさまざまなハードルを乗り越える必要がありました。
たとえば、「演習」の時間について、全体の中で一定以上の時間を占めるというルールがあります。
そもそも「演習」とは何を指すのかも、一般の企業研修とは異なる基準があり、それをクリアするためにいろいろ工夫が必要なのです。
そんなハードルをパソナさんの担当の方のサポートを受けて何とか乗り越え、今年度から講習をパソナさんのもとで提供できることになりました。
「社会正義」をキャリアコンサルタントが実現する上で、どのように環境(社会)に働きかけていくか、「社会モデル」の視点を活かしてアプローチ方法を学ぶオリジナリティのある講座になったと自負しています。
今年度の開催は3回。11月で無事、3回を終了。
実施してみて、改めて気づくこともあります。
たとえば、「環境への働きかけ」の一環で、「クライエントの上司との面談」という事例を盛り込んでいます。
受講者同士の話し合いから、この上司も多くの課題を抱えていることに気づかされました。
自分で事例を作っておきながら、お恥ずかしいお話なのですが。
こうした気づきを活かして、来年度はさらにバージョンアップしていきたいと思っています。
ただ…オンラインなのですが、基本的にワンオペなのがなかなか大変です。
つい凝り性で、いろいろ仕掛けを作っているだけに(汗)
このあたりも来年度の工夫の余地があるところなのです。
思いがけないチャレンジの機会をいただきましたが、おかげさまでそれが新たな刺激となり、改めて自分自身のキャリアコンサルタントとしてのアイデンティティを見つめ直すことになりました。
だからチャレンジって面白いんでしょうね…。
個人の力を組織力へ。ダイバーシティ推進・ミドル活性化は朝生容子へ