メルマガvol49発行しました〜身体の不調を口にできない女性管理職
2018.05.03
連休前の繁忙に追われ、月末発行予定のメルマガが5/1発行になってしまいました^^;。申し訳ございません。
ブログでもレポートした女性管理職向け「ライフ・シフト」をテーマにした講座で感じたことを書いています。ブログでも再掲します。
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先日、某大手IT企業の女性管理職の有志の方を対象に「ライフ・シフト」についての講座に登壇したのですが、そこで、はっとさせられる体験をしました。
「ライフ・シフト」は、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授の著書で、日本での翻訳は大きな話題となりました。
今回は、女性管理職に、「ライフ・シフト」を自分のこととして考えていただくものです。転職や独立起業を前提としているものではありません。念のため。
いろいろお話ししている中で、はっとさせられたのは、参加した方のほとんどが、何かしら身体のトラブルを抱えていたことです。
そしてそのことを口にする機会が、これまであまりなかったとうかがい、考えさせられました。
あまり口にしてこなかった理由のひとつは婦人科系のトラブルが多く、おおっぴらにいうことにためらいがあるということ。
そしてもう一つは、身体のトラブルが、評価や、周囲からの信頼を損なってしまう懸念があったからといいます。
その心情は、私にとっても心当たりがあります。実際、不妊治療ではありますが、病院に通うことが降格の直接の原因になりました。
しかし、最近ではまったく別の研究報告もあります。
身体のトラブルなどをオープンにできる組織の方が、高い成果を出しやすいというのです。
お互いの弱さを許容し、それをカバーし合うことでチームの力を高めていけるのでしょう。
マッチョな働き方の限界が、実はきているのかもしれません。
そして、お互いの弱さを許容しいつくしむことのできるのは、どちらかというと、女性の方が得意であるようにも思います。
リーダーも含め、誰もがためらいなく、自分の弱さを口にできる…組織の中でそんなことがあたりまえになったら良いなあと思います。