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アセスメントと研修

2018.11.26

最近、企業研修の講師の依頼に加えて、受講した人のアセスメント(評価)を合わせて行ってほしいという依頼が続きました。

社内の目だけでなく、第三者の目を参考にしたいというニーズが、企業側に増えていることの表れであると受け取っています。

とはいえ、短時間の研修の中で、その人の「評価」をするのは、なかなかプレッシャーがあります。それが昇格に影響するとなれば、なおのこと。

組織に働いた人間であれば、自分への「評価」については、なにがしかの思いがあるのでないかと思います。私も例外ではなく、自分が受けた評価についてはあまり良い思い出はありません。

冷静に考えれば、自分の想定以上に評価されてうれしかったということもありました。しかし、すぐに思い出すのは辛かったり、悲しかった時の事。ネガティブな思い出の方が印象が強いのは人間の性なのでしょうか…。

もし、受講された方が、そんな悲しい思いとともに、私の研修を思い出したとしたら、それは私にとっても悲しい…
そんな風に感じて、アセスメントと引き受けるのは躊躇しました。

しかし、研修中に集団でフィードバックするのは限界があります。もっと一人ひとりに伝えたいことがあった…研修後にそんな思いを抱くことも、ままあります。

一人一人のアセスメントを「メッセージを贈る機会」ととらえればよいのだということに思い当たりました。

その人の人生を思い浮かべながら、これから幸せに過ごしてもらうために、どんな言葉を贈ったらよいのか…そんなことを考えながら、キーを打っています。

受け取ったときは厳しいと感じるかもしれません。一人の人生の先輩として贈りました。それを生かすかどうかは、その人次第。でも、できればなにがしかの参考になればうれしいです。



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