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セミナーレポート「最期まで自分らしく生きる~子どもがいなくても、いざという時に備える~」@3/31

2019.04.09

3月31日に、蔵前のレトロなビルにて、「最期まで自分らしく生きる~子どもがいなくても、いざという時に備える~」を開催いたしました。

昨年の10月、今年の2月と開催したのですが、ご好評につき3回目の開催となりました。参加いただいた皆様には、改めてお礼申し上げます。

親の介護を担う年齢になり、ふと考えるのは自分のこと。
私が親にするように、自分のことを面倒見てくれる子どもはいない。
では、最期を迎えるまでどうやって自分らしさを保ったらよいのか?
病気やけがで自分の意思を伝えられない状況になった時に備えるにはどうしたらよいのか?

そんな不安にこたえるため、行政書士で市民後見人のNPOの理事の経験もある、山下マリさんと共同でセミナーを行いました。

「医療同意」「尊厳死宣言公正証書」「リビングウィル」…
現在の制度を学び、今から自分で準備できることを明確にしていきます。

また、最期に至る治療の過程だけでなく、自分が最期を迎えるまでどのような生き方をしたいのか、ディスカッションを通じて考えていきます。

セミナー後のアンケートでは、以下のような感想をいただきました。

「やみくもに不安になるだけでなく、”傾向と対策”を考えて準備することが大事ということがよくわかった」
「普段は考えずにきた問いについて、他の人と話しながら考えることができた」
「死についての心構えのイメージができた」
「何が必要か、具体的に知識をつけることができた」
「子どもがいないことに対する不安について、何から始めたらよいかを知るきっかけになる」

また、
「”子どものいない人”の集まりだと、暗くネガティブな話ばかりになるかと思っていたら、非常に前向きな内容でよかった」
と、直接コメントをおっしゃってくださる方もいらっしゃいました。

前に進むためには、一時的にはどっぷりと悲しみに浸ることも必要だと思います。
ただ、それだけでは何の解決にもならない。
今回のようなセミナーが、一歩踏み出す力を得る場になったとしたら、大変うれしいです。

一方で、反省点も多々あります。
今回初めてオンライン中継に挑戦しましたが、音声の状況が悪く、会場内の話がオンライン参加の方に十分にお届けできなかったことです。
事前のテストでは問題なかったものの、やはり状況が変わるとテスト通りにはいかないのだと反省することしきりです。

ただ、「子どもがいない」人のネットワーキングは、首都圏以外の地域の方が少ない分、ニーズもあると感じています。
オンライン中継は続けていくべく、バージョンアップを計ります。

次は、6月23日(日)午前中にファイナンシャルプランナーでもあり、がんサバイバーでもある辻本由香さんをお招きして、「治療とお金」についてのセミナーを行います。

今回、いざという時にどんな治療を受けたいかを考えました。
しかし、それも経済力の裏付けがないと享受できません。
では、具体的にどの治療にどのくらいのお金がかかるのか?
経済的サポートの制度はどんなものがあるのか?
そうした知識を得ながら、自分らしく生きることを考えたいと思います。

詳細は今後、ご案内いたします。
ご関心ある方は、Facebookページ「子どものいない人生を考える会」をフォローいただくか、もしくはホームページ「私の人生を未来につなげるプロジェクト」をチェックいただくようお願いいたします。

 

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