Office Carlino個人の力を組織力へ。ダイバーシティ推進・ミドル活性化は朝生容子へ お問い合わせ 子どものいない人生ポータル

AbemaPrimeでゲストコメンテーターを務めました

2024.07.31

7月26日配信のAbemaPrimeの特集の一つが、「子どものいない人」。
そのゲストコメンテーターとして出演しました。

当日、職場で子どものいない人の多くが感じている「負担感」について、過去に調査したデータなどを引用しながら説明してまいりました。

実は、当初のお話では、「子どものいない人」の生きづらさ全般を想定していたようなのです。その数日前に、NHKの番組「あさイチ」で、「虎に翼」の特集をした際、子どもをもって働く女性に対する共感が集まり、その反動のように、子どものいない人の生きづらさについての声がSNSで高まっているとのこと。

「あさイチ」を見ましたが、確かに子どものいる人が働き続ける大変さに焦点を当てていましたが、子どものいない人の生きづらさを無視しているとは感じられず…。どちらの立場であっても、「働きづらさ」「生きづらさ」の根底にあるのは、共通ではないか、というのが私の考えです。

正直、お話をいただいたときに、マスメディアでどのように取り上げられるか、不安はありました。おもしろおかしく、子どもの有無での対立をあおるような内容になってしまうのでは?それが一番の心配な点でした。

でも、今回は「子どものいない人の負担感」が透明化されて見えないものにされやすい構造について、訴えたいという気持ちが勝りました。そしてそれは、社会のマイノリティの誰もが体験する構造的な問題です。

また、担当の方が、とても真摯にこのテーマについて話を聴いてくださったのも、出演を決める決め手になりました。

番組のテーマには直接関係ないのですが…
お話が来たのが前日の夕方。そこから参考となる資料を提出して企画を詰め、美術スタッフが必要な画像などを準備する…超特急で物事が進みました。

この作り方をしていたら、子どものいる人はこういった番組制作の現場で勤めるのは難しいし、子どものいない人や、家族のケアを気にしないで済む立場の人だけしか現場で勤め続けるのは難しいですね。

当日、お会いした局のスタッフが「正直、子どものいる人はこうした職場にはほとんどいなくて、世の中で言われている”子持ち様”問題もピンとこない」とおっしゃっていたのが印象的でした。

ドラマ「不適切にもほどがある」で描かれていたワーキングマザーの働き方を思い出しました。局内の保育施設に預けながら必死で仕事にキャッチアップく姿をリアルなものとして感じられたのでした。

だからこそ、育休・時短・介護やカバーする人、それぞれの話に耳を傾ける必要があると思うのです。

←記事一覧に戻る

MENU

CLOSE