なぜ資格試験を受けるのか?
2016.12.13
週末に、キャリアコンサルティング技能士1級の資格試験を受験しました。
この技能士資格は、今年、国家資格化したキャリアコンサルタント資格に先立ち、2008年に国がキャリアコンサルタントに必要な要件にお墨付きをしてくれるものとして設けられたものです。
1級は「指導者レベル」と言われています。
だからといって、この資格がないから、他のキャリアコンサルタントの指導ができないわけではありません。
またそもそも技能士の資格がないと、キャリアコンサルティングができないというものでもありませんし、お仕事が増えるというわけでもありません。
ではなぜ、お金と時間をかけて、資格試験を受けるのか?
それは自分の成長になるから。
今回、1級の勉強をする中で考えた結論は、自分でも意外なほどアタリマエのことでした。
「成長」には、自分の足りないところを自覚することが第一歩ですが、それには自分で自分を見つめるだけでなく、他者からの評価といった客観視点が必要です。
個人で仕事をしていると、意外とこの客観視点を得にくい。
ややもすると自己流に陥りがちです。これは非常に怖いことです。
だから、資格という一定の基準に照らして、自分の現状を知るため資格試験を受けるのだと考えています。
組織にいる時は他者からの評価はどちらかというと、うざったいものでした。立場が変わると考えも変わりますね。
試験勉強の過程で学んだことも、自分の普段の仕事を振り返るきっかけとなり、非常に有意義であった実感があります。
私にとっては、資格試験は自らを客観視するために不可欠なのです。