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本を整理すると未来が見える

2015.02.01

書籍

こんにちは。

インフルエンザ?から気管支炎になり、自分としては前代未聞なほどの低空飛行状態が続きましたが、やっと通常モードに回復しました。

元気が出てくると、気になるのが「片づけ」なのは私だけでしょうか…。
引っ越して半年近く経ちますが、ひとつだけどうしても片付けられないダンボールがありました。

中にあったのは、私の大好きな歌舞伎関係の本や雑誌や筋書き…。
先日やっとその最後のダンボールを片付けました!

 

本を思い切って片付けるのは、何度目になるでしょうか?

私は、本というのは大事にするもの、捨てるなんてとんでもない!…とい思い込んでいて、買った本はずっと処分せずにため込んでいました。

生来の本好きに、そんな価値観が拍車をかけ、本棚を買い足しても追いつかず、以前の私の部屋は、本棚からあふれた本が山をなしている状態でした。

東日本大震災のときは、本棚が倒れずこそすみましたが、積み重なっていた本が崩れ落ちて足の踏み場もない始末…

それを見て、さすがに本をどうにか処分しなくてはならないと思ったのです。

幸い、本をデジタル処理してくれるサービスも生まれ始めていて、あとから必要かもしれない…と迷った場合には、デジタル処理をして本の嵩そのものはなくすということもできる時代になりました。

そこで腰をすえて本の処分に取り組んだところ、自分でも意外なことが判明したのです。

 

どうしても手元に残したい…と思って残した本の中には、ビジネスや経営分野のものはほとんどありませんでした。

私は、「自分は経営の勉強をもっと深めていきたい」と思っている…と自己分析していました。

組織の中で、経営的な判断をできることを目指していたつもりだったのでMBAを取得したわけです。
仕事として経営教育に携わることもやりがいを持っていたつもりでした。

でも、そう思っているなら、本だって経営の領域のものを手元に大事に置いておきたいはず。
それなのに、実際に片づけてみた結果はそうではなかった。

「あれ?もしかして私にとって”経営”の位置づけってこんなもんだったの?」

本棚の片づけをきっかけに、自分自身がめざしていると思っていた方向そのものに、疑問を抱いた瞬間でした。

そして、私が残した本を改めて見てみると…
着物や茶道、歌舞伎といった自分の趣味の本、
そしてキャリアや心理に関するものや私が敬愛する作家さんたちの本やエッセイだったのです。

「経営」というものより、人がどう生きていくのかにより興味があったのか…

そのことに気づき、組織の中でマネジメントを目指すというこれまでの目標を見直すことにしたのです。

もちろん、ビジネスパーソンにとっては組織との付き合いは欠かせませんし、その経営の理解を深めることは不可欠です。
でも経営の前に個人あり。
個人がどう生きるか、そのことに寄与するのが経営なのだと思っています。

 

私と同じように、本があふれてお困りのあなた。
一度、おもいきって本を片付けてみると、意外な自分の嗜好に気づくかもしれませんよ。
もちろん、本が整理されてすっきりすることは太鼓判押します!

 

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