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9年にわたっての新任管理職メンタルヘルス研修で気づいたこと

2025.01.28

先週、新任管理職向けにメンタルヘルスのラインケア研修に登壇しました。
こちらは、カウンセラーとしても長年お世話になっている会社です。

ふと数えてみると、この研修はなんと9年目!
こう長く担当していると、いろいろな変化も感じます。

■女性が増えたこと。
前は1人、2人程度でしたが、5~6人になりました。
グループワークをしても、中に一人は女性がいるような比率です。
もちろん、それでも社員全体の比率からしたら少ないのですが、各グループに一人でもいると、違った視点からの意見が入り、議論が活発になるのを実感します。
外国人や(若手向け研修だといることがある)、障害者が入ってくると、
もっと面白い話し合いになるのではないかと、今後を期待しています。

■メンタルヘルスへの関心が高まっている
以前は演習を行っていても「メンタル不調なんて根性が足りない!」的な姿勢の人が一定数いました。今でも同様の発言がないわけではありませんが、明らかに真剣度の違いを感じます。
社内でもメンタル不調の社員がいたという経験のある人が半数以上でした。
中には、過去にカウンセリングを受けた方もいます。
「メンタル不調」が身近であり、対策の重要性も実感する機会が多くなっていることが背景にあるように思います。

■「他者に相談」が広がってきた
ここ最近、管理職の方がカウンセリングを受けることが増えています。かなり高いポジションの方も。
以前はほとんどなかったのに…。
以前は自分でなんとかしなくては…という傾向が強かったのに対し、ここ最近はカウンセリングなど、「他者に相談する」ことが、受容されるようになってきたのだと感じます。

いずれにしても、関係者の皆さんが地道に取り組まれてきた成果です。
これまで関わった方の顔が思い浮かびます。
改めてその一端に関わらせていただいていることをありがたいと思います。

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